Preventive

予防歯科

定期的な歯のメンテナンスで
虫歯予防・歯周病予防

予防治療

歯の2大疾患、虫歯・歯周病は防げる病気です。予防治療(ちゃんとした歯磨きの指導 ・ 歯医者さんでの歯のメンテナンス )でしっかり対策を!

当院が定期検診をすすめる理由

1虫歯・歯周病の早期発見

虫歯・歯周病に気づかず放置し、痛くなってから治療をすると、場合によっては歯を抜くことになってしまいます。治した後も、放っておくと再治療が必要になってしまうので、そうなる前に3ヶ月に1度は歯医者さんに行きましょう。

2お子様の虫歯は予防と早期治療が大切

歯垢を残さないよう正しく歯磨きをすれば、虫歯は予防することができます。しかし、幼児の虫歯は哺乳瓶の扱いや食事、歯磨き不足、家族から移されることもあります。そのため、家族が早期に虫歯を治療しておくことも幼児の虫歯予防に繋がります。

3「私は大丈夫」と思っている方が多い歯周病

30代で約70%、40代で約80%、50代で約90%の人が歯周病患者だといわれています。最近では10代にも歯周病になる方が増えているといわれています。これといった症状がないので放置されやすく、気づいた時にはかなり病状が進んでいるという方が非常に多いので、定期健診で歯周病の進行具合を確認しましょう。

予防歯科で行うこと

  • プロフェッショナルケア

    歯科医院で行う予防歯科処置です。毎日の歯ブラシなどで取り除けない歯垢や歯石を歯科医院スタッフが専用器具で取り除いていきます。

  • セルフケア

    毎日の歯磨きなどのお口のケアです。日々のセルフケアの精度を高めるため、ブラッシングの指導も受けてみるのもおすすめです。

プロフェッショナルケアについて

歯面清掃(PMTC)

歯科医師や歯科衛生士が専門の器具を使って、ブラッシングでは落としきれない歯垢や軽度の歯石、着色などを除去するのがPMTCです。歯の表面を徹底的にクリーニングすることで、虫歯や歯周病の予防効果が期待できます。定期的なPMTCで、お口の中の衛生状態を維持しましょう。

ブラッシング指導(TBI)

当院では、患者様一人ひとりの口腔状態に合わせたブラッシング指導を行っています。適切な歯ブラシの選び方や磨き方を習得することで、自宅でのセルフケアの質を高め、虫歯や歯周病の予防につなげることができます。毎日の歯磨きは予防歯科の基本です。ぜひ正しい磨き方を身につけることを心がけましょう。

スケーリング・ルートプレーニング

歯周病が進行すると、歯と歯肉の間に歯周ポケットができ、そこに歯垢や歯石が溜まってしまいます。スケーリング・ルートプレーニングは、専用の器具を使って歯周ポケット内の汚れを徹底的に取り除く治療法です。歯周ポケットをクリーンにすることで、歯周病の進行を食い止め、健康な歯肉を取り戻すことができます。

エアフロー

エアフローは、歯の表面に付着した歯垢や着色汚れ、バイオフィルムなどを、特殊なパウダーと水流で洗浄する治療法です。歯ブラシでは落としきれない汚れもスッキリ除去でき、歯本来の白さを取り戻すことができます。
また、歯周ポケットの中の汚れも洗い流すことができるため、歯周病予防にも効果的です。エアフロー終了後は、歯がツルツルになり、さわやかな口内環境を得られます。

セルフケアについて

歯科医院で歯の清掃を受けることは大切ですが、それだけでは十分ではありません。お口の健康を維持するためには、患者様ご自身による毎日の歯磨きなどのセルフケアが欠かせません。特に歯周病は綿密な口腔ケアを行わないと、すぐに症状が再発します。当院では、患者様一人ひとりに合わせたセルフケア方法をアドバイスし、お口の健康維持をサポートします。

  • ブラッシング

    正しい歯磨きのために、歯ブラシで一本一本丁寧に磨くことを心がけましょう。その際重要なのは歯ブラシに強い力をかけすぎず、小刻みに動かすことです。
    ただ始めはコツをつかむのに苦労すると思いますので、当院の歯科衛生士が、患者様に合わせた正しい歯磨きの方法を指導いたします。

  • デンタルフロス

    歯と歯の間は、汚れが蓄積しやすいので、デンタルフロスを使用して、歯間の歯垢を取り除くことが重要です。
    当院の歯科衛生士が、患者様の歯並びに合わせたデンタルフロスの使い方を丁寧に指導いたします。

  • 歯間ブラシ

    デンタルフロスと歯間ブラシはブラッシングが難しい箇所に使用する点は同じです。ただ、歯間ブラシは歯間が広い方や、ブリッジ治療で上からフロスが通せない方、フロスの使用に慣れない方に適しています。状況に合わせて使い分けることが重要です。

お子さまの予防歯科の重要性

子どもの歯は、成人になってからの治療とは異なり、成長や発育に合わせた特別な対応が必要です。当院の小児歯科では、歯科治療だけでなく、虫歯になりにくい食事や正しい歯磨き方など、歯の健康に関する指導も行っています。
お子様の歯の健康を守るために、成長期からの予防歯科が重要なのです。

小児期の虫歯予防

フッ素塗布

フッ素を塗布し、フッ素の膜によって歯を虫歯から守る治療になります。細菌膜(バイオフィルム)を除去した後に高濃度のフッ素の塗布を行うことで歯の石灰化を促し、丈夫な歯を作ります。生えかけの永久歯や、乳歯に大きな効果が期待されます。

シーラント

シーラントとは、奥歯の噛みあわせの部分にプラスチックを埋め込んで、その部分を虫歯予防する為の治療方法です。
歯の噛み合わせの部分に入りたがる虫歯菌を排除することが期待できます。

ブラッシング指導(TBI)

当院では親御さん向けに仕上げ磨きのブラッシング指導もおこなっています。
染め出し液を歯の表面に塗布し、磨き残しを視覚的に確認します。その後、実際に磨いてもらうことで、磨き癖や歯ブラシの動かし方、力加減をチェック。一人ひとりのお子様に応じた改善点をアドバイスします。

食事指導

歯医者が食育や栄養指導を行うことに驚かれる方もいるかもしれません。
しかし、当院では、歯科医療機関だからこそ、食育・栄養指導に取り組む必要があると考えています。よく噛むことは、お子様の歯や顎の骨の発育に大きな影響を与えます。当院では、歯の健康という観点から、お子様の健やかな成長をサポートしてまいります。

定期的な歯科検診を受けましょう

口腔内には常に細菌が存在し、食べかすや唾液とともにプラークを形成します。ご自宅でのケアを頑張っていても、磨き残しや取り残しが生じてしまい、知らず知らずのうちに虫歯や歯周病のリスクが高まっていきます。
このような問題を防ぐために、当院では定期的な歯科検診を受けることをおすすめしています。検診では、プロの目で口腔内の状態を細かくチェックし、自宅でのケアでは取り除けないプラークや歯石を除去。こうした予防歯科の取り組みにより、虫歯や歯周病のリスクを最小限に抑え、健康な歯を維持することができるのです。